前回の続き。
色々書くと面倒くさくなってくるのでマッハでいきます。
3の出力色フォーマット i444に設定するとありますが
ニコニコ、youtube含めて多分一般的な動画投稿サイトの多くがi420だと思います。
※ニコニコとyoutubeしか調べてないし、他を知らない。
youtubeのi420表記(クロマ サブサンプリング: 4:2:0ってやつがそれ)
https://support.google.com/youtube/answer/1722171?hl=ja
ニコニコは見つからなかったけど引っこ抜いた動画が
i420なのでi420になるのは事実。
あちらのブログに書かれていた気はしますがi444で動画アップしても
サーバーエンコードでi420になります。つまりは色の劣化が必ず発生する。
なら最初からi420で動画出力してどんな色味になるか事前に確認し、
色味を大切にしたいなら投稿前に調整しておきたくないですか???
赤が若干薄くなるなら色調フィルタで赤を少し強めるとかできるし。
劣化させないことは大切ですが結果見た目が変わってしまうのであれば
それは劣化と同等。
なら劣化を考慮して調整かけた結果が元の動画に近い方が
「劣化してない」と言えると私は思います。
ということからi444出しではなくi420出しを推奨。
そして音源に関する設定である4と5
qaacによるApple Lossless(ALAC)です。
このままやったら一部の音屋さん激ギレしますね。
なぜか。それはビット深度が変わってしまうから。
ミキサーさんから受け取った音源が16bit-44.1khzや16bit-48khzなら何も問題ないです。
でもミキサーさんが24bit-44.1や48でミキシングした音源が16bitの44.1や48khzに
勝手に変わってしまうんです。
数字で言われるとさっぱりでしょうが実際に聞くとわかると思います。
※つって私がわかるかって言われるとわからないけどーーー
つまりは24bit音源をカスタムしていないqaac-alac出力にしちゃうと
16bitの音源になってしまうわけですよ。
音良くなるどころか悪くなりますねー。コワイネー。
そしてミキサーにもキレられてさらにコワイネー。
ではどうしろというのかというと2択です。
1.alacではなくAAC-LCで出力する
2.拡張 x264 出力 (GUI) プラグインをカスタムする
この話を掘り下げる前に動画仕様のお話です。
これもニコニコ、youtubeなど動画サイトにおける音源フォーマットはAAC-LCです。
映像部分でもあったようにいくらロスレスのALACでアップしてもAAC-LCに
変換されるというのは頭の片隅に・・・
youtubeの音声コーデックのところを見てください
https://support.google.com/youtube/answer/1722171?hl=ja
話戻ります。
1のやり方
これは元ブログにもあるようqaacのTrueVBR 300~kbpsにすればいいだけ
<補足>
ちなみにAAC-LCを使う場合、私はqaacではなくNeroaacを使っています・・・
なぜか?
Neroだと「512kbpsに設定はできる」から
実際512に出てくることはほぼなく400台で出てくることが多い。
320を超えるとCD音質並と言われています。
でも聞く人、聞く環境があるとわかるのかもしれないですね。。。
ってことでマックスでやってるぜっていう保険も兼ねてNero-512にしてます。
もっと上にすればよりいいじゃん?って思われるでしょうが
昔試したことがあって確か500台後半が限界(エラーになる)なのです。
MAXにしてもいいんですがこういうのは16や32、64と言ったパソコン的思考で
128の整数倍が気持ちいい?ので512にしてます。
は?意味わからん?うん、Neroにするならだまって512にしとくとヨイヨー
2のやり方
この間、書いたやつ。これみるよろし。
ただ設定をいじるのでミスって起動しないとか知らん。自己責任な。
http://gunbimxmv.blog.shinobi.jp/%E9%9B%91%E8%A8%98/qaac-alac
劣化を無くすという観点では2なんですが設定ファイルをいじる必要あり
というハードルが高い気がするので1を推奨ということで。
設定に関するところでツッコみたかったのはこれぐらいかな。
内容的にはAAC-LCにビット深度16bitとか書いてあるけどAACにはビット深度ない。
ビット深度のwiki(冒頭にMP3やAACにはビット深度の概念はないとある)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E6%B7%B1%E5%BA%A6_(%E9%9F%B3%E9%9F%BF%E6%A9%9F%E5%99%A8)
そしてあの記事には画質のことばかり書かれているけど
動画において「音」も重要な成分です。
※決しておろそかにしていいとは書かれていないけど。
私がお付き合いしてる方はほぼ歌い手活動者なのでそういう意味でも
音質にはこだわった方がよいと思うのです。
CD時代は16bitのサンプリング周波数44.1khzでしたが
今の動画時代は24bitのサンプリング周波数48khzが当たり前。
歌みたなどでミキサーさんにご依頼するときは書き出し24-48でお願いします。
って必ず言いましょうね。
それをするにはボーカル録音自体も24bit-48khzでやりましょうね。
<脱線話:24-48をやたらと推す理由>
今は引退された歌みたの有名なミキサーさんが出してくる音源がいつも16-44.1でした。
こちらもまた引退された私が心の師としている(この記事の内容の大半を教わった方)方に
一度聞いたことがあるんです。
この人いつも16-44.1で出してくるんですが何かメリットってあるんですか?
と聞いたら
1mmもメリットなんてない。24-48が標準なのを知らないだけでしょ。
と一蹴でした。
16-44.1が全くダメというわけではないですが受け皿として24-48が用意されているので
24-48を使うのが望ましいというわけです。
ちなみにyoutubeの仕様にも音声コーデックの仕様に推奨サンプルレートとして
96khz or 48khzと記述があります(48の2倍が96だから96khz)。
ニコニコにはこのあたりの記述がないのでこっちも同じでしょ?と言えないんですが
インターネットをぼほ手中に収めている世界のyoutubeさんがおっしゃるので間違いはない。
<引用元>
https://support.google.com/youtube/answer/1722171?hl=ja
※音声コーデック:AAC-LCのところ
ただボーカルが16-44.1、オケも44.1だった場合も24-48にする意味があるのか?
という疑問は聞けぬまま師匠が引退されてしまったので私もわかりません。。。
知ってる方いたら教えてください・・・
PR